質問の重要性
人の話を聞き、その内容を深く理解しようとする時に、
重要となるのが「質問」である。
私も講師という仕事をしているが故、
受講生の方からこの「質問」をいただく機会はとても多い。
「質問」という言葉自体は聞き慣れないものではないが、
これまで質問について深く考えたり、学んだりする機会はあっただろうか。
なんとなく説明の終わりに「質問ありますか?」と問われ、
その時の関心事を質問をしている、というくらいの方がほとんどではないだろうか
情報に溢れ、複雑な概念も多いこの時代において、
有効な質問を心がけることで、より効率的に必要な情報が集められる事になる
よくある質問①何を聞きたいのか分からない
例えば、イタリアンのお店に入り注文を考えていたら、
よくわからないメニュー名があったとしよう
(私の様な庶民はよくこういうことに遭遇します、、)
そこで店員に
「このメニュー、どうですか?」
といった質問。
答える側としては、質問が曖昧で何を答えて良いかが分からない。
上司がよく使う「最近どう?」もこの類で、
何をを聞きたいのかクリアになっていない場合が多い
よくある質問②なぜそれを聞きたいのかの目的が分からない
「このメニュー、何ですか?」
「パスタの一種です」
これではおそらく良い質疑が成立していない。
おそらく質問する側には目的があり、それを解決したいはずだが、
その目的の一歩二歩前の質問をしてしまうため、良い回答が得られない
たとえば、
「お腹にたまるものを1品頼みたいのですが、このメニューはオススメですか?」
と聞けば、
「それであればそのパスタもそうですが、こちらのピザもオススメです」
と、非常に有効な会話が成り立つ
よくある質問③重要な前提が共有されてない
「このお店のオススメは何ですか?」
「パスタです」
「あ、小麦粉がダメなんですよ」
みたいなやり取りがそのパターン。
(先に言えよ、という類のものである)
条件や前提があるのであれば、提示した方が相手からよりその前提に合った回答が得られやすい
つまり、良い質問とは
●何が聞きたいのかが具体的
質問の具体化ができていないケースは意外に多い。
もっと言うと、質問を具体化していく中で自己解決するケースも多い。
回答者に質問の細部理解を委ねる姿勢は今すぐ改めよう
●なぜそれを聞きたいのかの目的が明確
目的なき質問は、回答者を惑わせる上、不信にも繋がってしまう
(「なんでこの人はこんな事を聞いているんだろう?」といった)
その質問をすることで自分が何をクリアにしたいかの目的を伝えよう
●重要な前提が提示されている
どういう前提・状況でその質問をしているのか。
よくあるのは、その前提を伝えていないにも関わらず、
前提の違う回答が来た際に「そういうことじゃないんですよ・・・」
とガッカリする様な態度。質問の精度が悪かった事を自覚しよう
ここまでを踏まえて、気を付けたいこと
ただ、これらを過度に意識しすぎると、
「質問が長くなる」
という副作用も考えられる
良い質問は、上記を満たしつつもいかにコンパクトに聞くか。
この辺りは実践で訓練いただきつつ、おって別テーマとして記載したい