みなさん普段仕事をされていて、「もっとうまく話したいなぁ」とお感じになる場面は多いのではないでしょうか。
商談や会議、上司への報告等、日常の様々なコミュニケーションの場面において、
「あー、うまく話せなかったなぁ・・・。」
「どうすればあの人みたいに話せるのかなぁ。」
と、お感じになった経験のある方もおられると思います。
私自身、研修講師として人前に立ち、プレゼンテーションの講義もさせていただく中で、
「『話し方』のスキルは何もプレゼンテーションの場面だけでなく、多くのビジネスパーソンの日常のコミュニケーションで有用である」
という実感を持っています。
本記事では、
「伝わりやすい話し方」をするためにはどうすれば良いか
について、「すぐに使えるポイント・コツ」に絞っていくつか紹介したいと思います。
目次
プレゼンテーションで意識したいポイント①:「声と姿勢」
まず、話し方に入る前の「姿勢と声」の話です。
以下で紹介した記事によれば、人の第一印象を決めるのは声と姿勢だそうです。
まずはこれだけ意識してみる事で、第一印象まで変えられる、という事ですね。
「第一印象を決めるのは声と姿勢」
— 井尻 淳 @「考える力・伝える力」のトレーナー (@jun_ijiri) May 17, 2018
とのことだが、目線や笑顔の方が要素としては大きいと感覚値で感じる。https://t.co/nyw4coLJPh
※個人的には目線や笑顔も大事という感想を述べてます。
プレゼンテーションで意識したいポイント②:「接続詞・副詞」
続いて「話し方」についていくつかポイントを挙げましょう。
話し言葉の中で意識的に使用を避けたいのは「無意味な逆接」です。
意外と多くの人がやってしまっているので、注意してみましょう。
【無意味な逆説を句点に変える】
— 井尻 淳 @「考える力・伝える力」のトレーナー (@jun_ijiri) June 11, 2018
プレゼンで話している時に、
「・・・ですが」「・・・ですけど」
と言いながら、逆説ではなく順接させている場面が実は多い。
「次のページですが」「この図ですけど」
とかがそれ。
この無意味な逆説を句点に変えるだけで、
話は圧倒的に聴きやすくなる。
無意味繋がりで言えば、ひげ言葉の回避も意識したいですね。
他には、「副詞の近接」も意外とできていない事が多いです。
副詞を使う時には、その副詞が係る言葉の最も近くに置く様にしましょう。
文章における「副詞の近接」が意外にできてない事が多い。
— 井尻 淳 @「考える力・伝える力」のトレーナー (@jun_ijiri) May 23, 2018
簡単に言えば、
「少しご飯が食べたい」
みたいな例。
「少量のご飯が食べたい」ならこの位置でOKだけど、
「ご飯が食べたい気持ちが少しある」ならミスリードに。
と、少し甘いコーヒーを飲みながら思う。#プレゼン #コミュニケーション
他にも、「話の位置づけの示し方」を工夫して、聴き手を混乱させない事も大事です。
「お伝えしたいことは3点あります」
— 井尻 淳 @「考える力・伝える力」のトレーナー (@jun_ijiri) June 12, 2018
と始まったプレゼンで、その後絶対に使わない方が良い言葉は
「そして」「次に」「あとは」
である。
なぜなら、何個目から何個目に移行したのかが分からなくなるから。
「2点目ですが」「3点目ですが」
と、面倒でも言ってみること。
プレゼンテーションで伝わりやすい話し方ができるようになるために
ここで紹介したような話し方ができるようになるため、そのトレーニングとして最も良い方法を紹介したのが以下投稿です。
自分が話しているのを録音して聴いてみること。
これはホントオススメ。
— 井尻 淳 @「考える力・伝える力」のトレーナー (@jun_ijiri) April 18, 2018
やってみようとすると分かりますが、
ものすごく拒否反応が出ますので(笑)、
結局やっている人をほぼ知りません。
やる・やらないで差が簡単につく行為の1つです。
>
話し下手克服には、会議で自分の発言を録音してみるといい
https://t.co/DG6uz5JiUq
tweet内にもありますが、自分の声を自分で聴くというのは、まあ嫌で仕方ないですけどね・・・(;'∀')
やってみると分かるのですが、第三者的に自分の声を聴くと、たくさん改善点が見つかります。このアプローチは、実際にやる人はほぼいらっしゃらないので、やってみるだけで他人と差がつく良い方法です。
加えて、最近思ってるのは、「こんな風に話したいな」と思える様な話し方のロールモデルを持つのも大事だと感じています。
実は私も日々、自分がしっくりくる話し方を周囲の人や有名人で探し、徹底的にその話し方を真似る、というのをやってます。
さいごに:プレゼンテーションの話し方の例・ポイント
ここでは一部を紹介しましたが、話し方に限らず、仕事で今すぐ使えるヒントや考え方をtwitterで発信していますので、ご関心あればフォローしてください。