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「守破離」の考えをビジネスで活かそう ~学びを最大化させるための考え方~

企業研修オンラインサロンで講義を重ねている中で、「学びをどう実践に活かすか」について伝える際、最近よく「守破離」の話をしています。

守破離とは何か

守破離とは。(※以下、ビジネス心理学より引用

守破離の守
最初の段階では、指導者の話を守る。
できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習って、指導者の価値観を自分のものにしていく。
すべてを習得できたと感じるまでは、指導者の指導の通りの行動する。

守破離の破
次の段階で、指導者の話しを守るだけではなく、破る行為をしてみる。
自分独自に工夫して、指導者の話になかった方法を試してみる。

守破離の離
最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容をさらに発展させる。

この「守破離」の考え方が「学びをどう実践に活かすか」を考える際にとても相性が良くて、頻繁に例に出して伝えています。

この「守破離」のプロセスをふまず、変なプロセスで学んでしまう方によくお会いすることがあるので、まずその陥りがちなパターンをいくつか紹介していきます。

「守破離」でなく、ビジネスで学びを活かせないパターン

①ハリハリ(破離破離)さん

基本型としての「守」をまず最初に教えたとしても、それをすっ飛ばし、いきなり自分流を追求してしまうケース。

たとえば初めてバットを握った人が、「自分はイチローを目指しているので」と言って「いきなり振り子打法で打ち始めてしまう」ようなことを指す。「基礎」の意味を「easy」と勘違いしていることが特徴で、口癖としては、「私の場合は特殊なので」などが挙げられる。

いきなり最初から自分流の「破」には辿りつけない。まだその領域の初学者であれば、まずは基本の型をしっかりと覚えることが大切です。

②シュシュ(守守)さん

基本型として学んだ「守」をとにかく頑なに死守するケース。伝えたことを、型通りに忠実に守り、どんな場面・状況においてもその通りにしか使おうとしないというパターン。

たとえば、コミュニケーションでは「結論から先に言いましょう」ということを伝えたら、「推理小説の1行目に犯人を書いてしまう」ようなタイプの人がこれにあたる。口癖としては、「え?でも結論から先って言いましたよね?」などが挙げられる。

まずは基本型としての「守」は重要だが、ある程度熟練してきたら、そこから自身の向き合っている状況に合わせ、自分なりの工夫を交えた「破」に進むことが大切だ。

③シュハリシュ(守破離守)さん

「守破離」のプロセスに従って、

  • 基本の型を学び、
  • その後自分の工夫を加え、
  • 自分オリジナルの新たな型を構築する

ことにうまく成功し、大きな達成感を得たとしよう。

ただその後、その自分オリジナルの型・勝ちパターンにこだわり続けてしまうケース。そのまま使い続けるだけだと、状況変化や別パターン対応などができなくなってしまう。口癖としては、「俺はずっとこれでやってきてるから。」などが挙げられる。

一度「守破離」のプロセスで独自オリジナルの型ができたとしても、状況に合わせて型を変化させていく柔軟さが大切だ。

「守破離」の考えを用いて、ビジネスで学びを活かそう

ここまで見てきた通り、「守破離」に沿って学びを実践することは意外と難しい。

・初学者のうちは、いきなり「破」にいかず、まずは、しっかりと型を学ぶ(守)
・ある程度熟練してきたら、「守」に留めず、自分なりにカスタマイズしてみる(破)
・そのトライアンドエラーを通じて、自分独自の型を作る(離)
・状況変化に応じて、適宜その型を更にカスタマイズする

こんな流れで学びを実践に活かせる、自分はそんな「守破離さん」になれているかどうか。

日々問いかけておきたいものです。

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