ロジカルシンキング

目的に達する行動をしよう

ビジネスでも日常生活においても、つい目的を飛ばして行動してしまう、
という事はよくあることではないだろうか。
何か行動を行う前には、必ずその【目的】を確認すると良い。

更に、目的を押さていたつもりでも、
その目的に到達しない行動をとっているケースも多い。
今回はその「目的に達しない残念な行動」について述べていく

プロ野球に申告敬遠制度が導入

1つ、目的に達しない行動の例を挙げよう。
日本プロ野球において、「申告敬遠制」が導入されることになった。

 ※敬遠とは?:wikipediaより
  安打がでて得点につながることの回避等の理由で、故意に四球を与え進塁させること。

つまり、打たれる可能性の高い打者に対して、打たれるくらいならと、
故意にボール球を4球投げ、四球にすることを指す。

今回導入される申告敬遠とは、「敬遠します」とチームの監督から申告があれば、
「故意に4球ボールを投げる」という工程は省略し、四球にしてしまうという制度である

 ※プロ野球「申告敬遠制」今季から適用へ :日経新聞より
  https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK40696_R10C18A1000000/

この制度の導入の背景には、4球ボール球を投げる時間の省略により、
全体としての試合時間の短縮、が意図されている。

この制度導入の効果

では、本来の目的である「時間短縮」はどのくらい達成できるのであろうか。

実際、2017年のプロ野球における「敬遠」の数は、
全球団を平均すると20試合に1回である。

つまり、「20試合に1回起こる、4球投げる時間」
が今回の行動では短縮される。無論、全く問題解決に繋がっていない。

なぜ目的到達しない行動をしてしまうのか

この様なことが起こる理由に、目的を具体化していない、という事が挙げられる。
つまり今回の例で言えば、「1試合あたり●分の時間短縮を行う」といった様に、
確実に達成度が測れる具体目標を置いていない事が原因である。

例えば「家庭のゴールデンタイムに試合が終わるべく、3時間以内に短くする」
などと設定することが、具体目標を置くイメージだ。

ただ、この様に目標が具体化されていないことはビジネスでも多くないだろうか。

 ・売上を少しでもあげよう(目的)、そのため、どんどん電話しよう(行動)
 ・もっと客を予防(目的)、とりあえず広告を打とう(行動)

など、目的を具体化せずに行動をし、
結果何も解決されない、解決されたかどうかも分からない、
という場面は実は多い。

 ・自分の行っている行動の目的は何か
 ・その目的は具体的で、ゴールが明確か
 ・その行動によって目的に達するイメージがあるか

例えばこんな観点を参考に、日々の自身の行動を見つめ直してみると良いだろう

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