先日、3カ月に渡る論理思考クラスが終了しました。
7-10月期は2クラスを担当し、合計50名近くの方が受講を終えられました。
そんな卒業生の皆さんに伝えたい、そして、以前に受講を終えられた方にも確認して欲しい「思考のトレーニング法」について、講師の立場から記載したいと思います。
「筋トレと同じ」という秀逸な例え
『クリシンは筋トレ』
とよく授業でも例えます。最近改めて、こんなに良い例えは無いのではと感じます。
(※クリシンとは、クリティカル・シンキングという論理思考科目の略称)
この例えの意味合いは、思考トレーニングも筋トレも、
〇・今の自分より少しキツイ負荷をかけてこそ強くなる
〇〇(楽なトレーニングでは強くならない)
〇・継続すると必ず力になる
〇〇(やめてしまうと簡単に元に戻る)
〇・自身の状態・癖を把握し、適したトレーニングをすることが重要
等のたくさんの共通点を挙げることができます。
3カ月の講義期間においては、
〇・予習・復習・レポートというキツイ負荷
〇・多様なメンバーからのフィードバックによる状態・癖の把握
〇・講師からのトレーニング指導
そしてもちろん、
〇・皆さん1人1人の学び・成長に対する意欲と真摯な姿勢
により、理想的な筋トレが実現できたのだと思います。
これから向き合うべきこと
これから皆さんが向き合う課題は、「どうすればクラス受講が無くなっても、良いトレーニングを継続できるか」というイシューです。
(※イシューとは、考えるべき課題・テーマのこと)
みなさんが思っている以上に人間は、
〇・キツイことを避ける
〇・1人では続けられない
〇・自分の癖に自分では気づかない
ものです。
ではどうすれば思考のトレーニングは継続できるのでしょうか?
トレーニングを継続するために
思考のトレーニングを継続するため、私から3つのアドバイスです。
①少しのことから使ってみる
学んだことを全部いっぺんに実践しようとすると、大抵挫折します。
筋トレで言えば、いきなり100キロのダンベルは上がりません。
(※今期クラスのNさんは上がるのかも・・💦)
少しづつ、1つ1つでOKです。
「少し自分にはチャレンジだな」
と思えるくらいから、まずは着手していきましょう。
「この会議のイシューを押さえ続けてみよう」
「今度のプレゼン、しっかり根拠言うぞ」
といったほんの少しの事を、繰り返していきましょう。
②定期的にメンバーで集まる
思考のトレーニングは1人では続きません。
定期的にメンバーから刺激を得たり、リマインドをかけてもらう事が大切です。
ただ集まって飲むのも良いでしょう。
加えて会話の中で少し、
「どう?仕事でクリシン使ってる?」
みたいな話を入れてみてください。
人間は「希少な共通項」があれば盛り上がりやすい性質があります。
クリシン仲間から実践の刺激を得る事が大切です。
③定期的に学びを振り返る
自分が書いた振り返り(自身のカルテ)を都度見直しましょう。
自分で気づいた「癖」すら、自分で忘れてしまう事が頻繁にあります。
ただ、定期的に自分にリマインドをかけ続けていれば、面白いことに何度目かのタイミングでそれは血肉化し、無意識でやれる様になります。その「何度目か」を何とか越えていく事が大切です。
それでも頓挫しそうになったら
それでも学びが続かない、仕事でうまく使えない、といった事があったなら、いつでもトレーナーの元に帰ってきてください。
もちろん相性があるので、私でフィット感があったなら、という話です。
私からすれば、3ヶ月間みなさんに注いだ熱量が無になる事ほど切ない事はないので、悩んだらいつでも相談をしに来てください。
※twitterやFacebookでご連絡ください。
Follow @jun_ijiri
「この程度の悩みで井尻さんの時間をもらうのはもったいない」
と思ったであろう、そこのあなたからの連絡を待っています。
一緒に筋トレを続けていきましょうね^^
井尻(2018年10月)