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「怒り」について論理的に考えてみた ~怒りを構造化し、その対策について考える~

「怒ったら負けだよ」

小さい頃、母親からこんな風によく言われた事を覚えている。

私自身、これまでの人生で怒りによって失敗する事も多くあったし「どうすれば怒らずに済むのかなぁ」と考える機会も非常に多かった。

「怒りに関する悩み」については、多少の差はあれど多くの方が悩まれているテーマであろう。私はアンガーマネジメントの専門家ではないが、私自身が人生で経験し、考えてきた私見はある。

自分らしく(?)論理的なアプローチで「怒り」について考えてみたい。

なぜ人は怒るのか

「怒り」が発生する構造を、仮に以下の様に分解してみよう。

怒りの発生条件 : 自分の怒りの許容量 < 相手の行動

この様に考えると、怒りを抑えるためのアプローチとしては、

①自分の怒りの許容量を増やす
②相手の行動の背景を理解・納得する

大きく2つの方向性がある。

※もちろん「相手の行動を自分の許容量内に抑える」という方向性もあるのだが、なかなか他人の行動を変えるのは容易ではないため、ここではいったんフォーカスから外している

①自分の怒りの許容量を増やす

我々は普段生活をしていて「怒りやすくなっている時」と「怒りにくくなっている時」がある。

できるならば後者の状態をうまくキープできると良い。

ではどんな時に怒りやすくなっていて、そうならないためにどうすれば良いかについて、考えてみよう。

穏やかな環境を選択する

例えば他人への悪口や愚痴、批判・嫌味ばかりが語られる様な場にいると、自分自身も「怒りやすいモード」になってしまう。

普段から、
・楽しい時間を過ごす
・ポジティブな環境で過ごす
といった、怒りの許容量が増える場の選択を心がけると、怒りやすさが減じられるのを体験できる事だろう。

キャパを空けておく

例えばすごく頑張っている時や、すごく忙しい時、我々は怒りやすくなる。

普段なら許容できる様な相手の行動も、忙しい時は自身の心のキャパシティが「残り僅か」になっており、つい怒ってしまったりする。

キャパのコントロールとして、
・仕事を人に任せる、やらない仕事を決める
・大変な気持ちを吐き出す、誰かに聞いてもらう
等により、キャパ以上に抱えない状態をキープする事が大切だ。

②相手の行動の背景を理解・納得する

ここまで「事前に怒りの許容量を増やしておこう」という話であったが、実際には怒らないための準備が事前に出来る事は少なく「突発的に怒りが発生し、その後気持ちの処理をしないといけない」という状況の方が多い。

2点目として、実際に怒りが湧き起った後に「相手の行動の背景を理解・納得する」ための考え方についても述べていこう。

そもそも、他人の行動は意味不明である

いきなりこんな事を書いては元も子もないのだが、怒りの対策を考えるならこれくらい振り切って考えた方が良い。他人は自分が設計した機械ではないのだから、そもそも「想定通りの行動」を期待しない方が良い。

まず大前提として、これくらい振り切って考えておかないと処理し切れない事もたくさんあるので、1つ目として挙げさせてもらった。

状況や立場の違いを押さえる

例えば、次のエピソードを見て欲しい。

・あなたは電車待ちの列の先頭にいる
・電車が到着し、後ろから若者が走ってきた。
・あなたは若者にぶつかられ、若者に順番を抜かされて先に電車に乗られた
・「マナーくらい守れよ!先に並んでただろ!」と怒るあなた
・そこで若者が一言。「スミマセン、これに乗れないと、受験に間に合わないかもしれなくて」

この例で感じて欲しかったのは、
「こんな事で自分は怒らないけど」
とか
「いや、受験くらいでマナー破るなよ」
とかそんな事ではなく、

どんな時にも
「そういう事なら仕方ないかもな・・・」
と思える事情が相手にあったりするものだという事だ。

怒りが湧いてきた時には、
「どうしてあの人はこんな行動を取ったのだろう」
「もしかすると、そう行動してしまう状況・事情・立場の違いがあるのかな」
と一度考えてみるのも有効である。

一時的状況であることも多い

怒りが湧いたその瞬間には、その人に対して「あの人はこういう事をやる人だ」とレッテルを貼ってしまう事がよくある。

ただ、人間はそんなに一面的ではない

・その時疲れていた
・他の悩み事が頭にあった
・ちょうど忙しい時期だった
・単に眠かった

等、いくらでも「その瞬間だけ、他人を怒らせる行動をしてしまう」理由は考えられる。

「もしかして一時的で突発的な事かも」
と思えると、自身の怒りの気持ちは非常に軽くなるものだ。

相手の行動の背景を考えるにあたって

ただ、ここまで記載した「相手の行動背景を理解しよう」という行為は、怒りが湧いたその瞬間は冷静に出来ない事も多い。

まずは初期動作として、以下をオススメしたい。

クールダウンする

カッとなった頭で考えても特に良い結果は生まれない。

・相手と距離を取り、1人になる時間を持つ
・すぐ反応的にならず、時間を置く
・楽しい別の事をして、気分転換する

等、物理的にも時間的にも距離を置く事でクールダウンする事は有効だ。

言語化する

怒りのスイッチが入ってしまった時は、起きた状況を何度も脳内リプレイしたり、それでまた再度頭の中で怒ったりして、怒りの堂々巡りをしている事も多い。

・結局自分は何に怒っていて、
・相手はなぜそんな行動を取ったのか

等について、文字にして書いてみると第三者的に冷静に客観視・分析する事ができる

最後は、捉え方次第

「総てはそう 僕の捕らえ方次第だ」(by 桜井和寿)

怒りの気持ちは、結局どうしようもない時も多いが、最後は捉え方次第である。
起きた事象をどう自分の中でポジティブに捉えられるか。たとえば、

・次回同じ様な事で怒らないための前例ができた!
・神が成長機会を与えた!

といった自己暗示もアリだし、

・そもそも怒るだけのエネルギーが今自分にあるんだなぁ
・怒りたくても怒る気力もない人もいるもんなぁ

といった感謝モードもアリだろう。

こうしたポジティブな捉え方が複数のパターン出来る様になってくると、怒りがコントロールしやすくなっていく。

まとめ

怒りの対策について色々と述べてきたが、まとめると、

・怒りの許容量を普段から増やしておく
〇〇>健全な環境を選ぶ / 忙しさをコントロールする
・相手の行動の背景を理解しようとする
〇〇>状況・立場の違いを押さえる / 一時的である事も多い
・客観視するためのテクニック
〇〇>クールダウン / 言語化
・最後は捉え方次第

という内容について述べてきた。

私自身もまだまだ失敗とトライの繰り返しであるが、何か参考になる視点がお渡しできていれば幸いである。

怒るのも大切な感情の1つなので、うまく付き合っていける様になりたいものだ。

 

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