キャリア・成長

ストレングスファインダーを7年ぶりにやってみたら結果が大きく変わった話

最近、親しい仲間とストレングスファインダーを使って話す機会が多く、ふと思い立って私も7年ぶりに2回目の診断をやってみた。

ストレングスファインダーとは:
ストレングスファインダー®は、アメリカの世論調査と組織コンサルティングのギャラップ社が「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づき開発したツールです。Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、自分の強みを知ることができます。(引用元

書籍を購入すると、個人ごとにIDが取得でき、上記の自分の強みを知る診断ができる。

通常この強みの診断は、何度受けても結果は大きく変わらないとされているが、この7年間で私自身、転職・講師登壇・結婚・父になる等、公私ともに大きな環境変化があったので、改めて現在の自身の内面の再確認を目的として、7年ぶりに受けてみることにした。

その結果、前回との違いがかなり顕著に表れたので、(お恥ずかしながら...) 今回紹介したい。

まず、診断結果(1回目・2回目)

1回目(2011年2月)

強み 詳細
①最上志向 最上志向という資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。
②競争性 競争性という資質を持つ人は、自分の進歩を他人と比較します。一番になるため、またコンテストで勝つために、相当な努力をします。
③調和性 調和性という資質を持つ人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
④自我 自我という資質を持つ人は、他人の目から見て非常に重要な人間になることを望んでいます。独立心に富み、人から認められたいと思っています。
⑤慎重さ 慎重さという資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。

最上志向、競争性、自我、のあたり、学生~DeNA所属時代までの友人はかなり納得感が高いだろう。学生時代は常に【勉強】という土俵で最上を目指した競争をしていたし、DeNA時代も結果にコミットしての競争をしてきた。しかも「自我」満載な性格は、当時の仲の良い友人にはうなずきしかないかもしれない(笑)

2回目(2018年11月)

一方、今回7年ぶりに受けた結果がコチラ。

強み 詳細
①親密性 親密性という資質を持つ人は、他人との緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。
②調和性 調和性という資質を持つ人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。
③学習欲 学習欲という資質を持つ人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
④慎重さ 慎重さという資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
⑤達成欲 達成欲という資質を持つ人は、並外れたスタミナがあり、旺盛に仕事に取り組みます。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得ます。

最上志向、競争性、自我は上位5つから姿を消し、親密性、学習欲、達成欲という項目が新たに表れた。上位項目は変化しずらいのかな、と思っていた自分にとっては驚きのある結果となった。

変化を見て、思うこと

①統一競争からの脱却

1回目の診断当時26歳だったが、その頃までは常にある特定のレール上で争いをしてきた。30歳を越えて最近の考えは、「自分は自分のレールで輝けば良い」という想いが強くなった様な気がする。この辺り、最上志向、競争性、自我が消えた要因と推察できる。

転職を機に「教育」という自分が人生で進むべき指針・自分のレールにたどり着き、そのレールの中での「達成」と「学習」に、より邁進できている事の表れだと推察する。

②仕事・家庭環境の変化

「親密性」については、講師として多様な受講生に数多く出会い、講義終了後も深い関係を築かせて頂く事で自身も成長が加速する体験。また、家族が出来て、常に一緒にいる存在によって力をもらえるという新しい境地に至った事などが、この項目が新たに登場した要因かな、と推察する。

一方で変わらないこと

2回目の診断で変化した項目が多くあった一方で、「調和性」と「慎重さ」は変わらず上位項目に残った。

周囲との調和を重視し、行動や意思決定の前には慎重に分析・調査する。
裏を返せば衝突や失敗といったリスクを回避したいという姿勢の強さは7年たっても変わっていない。

ここは普遍的な自身の資質と捉え、無理に変えようとせずに付き合っていこうかなと感じた次第。

さいごに

今回2回目の診断をして分かったこととしては、

・ストレングスファインダーの結果は自身の環境・ステージの変化によって変わる。
・一方で変わらない普遍の資質もある

という点が挙げられる。(※もちろん今回の私に限った私見であるが)


「自分のことは自分が一番よく知っている」
なんてことはなく、自己を客観視して内省する機会として、「やった事がない方」も「一度やって時間が経った方」も、ストレングスファインダー受診はオススメである。

あまり自分に固定観念を置き過ぎず、現在の立ち位置を再確認してみてはどうだろう。
2,000円弱で書籍を買えば診断と診断レポートが取得可能なので、是非推奨したい。
(※詳細は書籍や該当サイトでご確認を)

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