我々は意外なほどに普段から「平均」で物事を決めている。
たとえば「どこのお店でご飯を食べようかな」と考える時は食べログで、「どの本を買おうかな?」と考える時はamazonで、平均スコアを見て決める方が多いだろう。
本投稿では、そんな普段から行っている「平均を見る」時に、気を付けないとつい陥ってしまう落とし穴について、述べていく。
平均とその内訳
例えばamazonで平均レビュー点数を見ていて、
〇・Aという本は3.0点
〇・Bという本は4.0点
だったとしよう。
一見するとBの方が良い本の様に思える。
ただその評価の内訳を見ると、
〇・Aは1点と5点が同じ数ずつ
〇・Bは全員が4点
だったとする。
この時、本当に買うべき良い本はBだろうか?
自分にとっての「5点」
我々は、つい平均点数の高いBを選びがちだ。
しかし、果たして本当にそれで良いだろうか?
このAとBという本について、 以下の解釈が可能である。
〇・半分の人に最高評価をもらえるA
〇・全員にまあまあ評価されるB
そうすると、もし自分がAを5と評価する「半分側」に入っているなら、(平均点は低いが)Aを買った方が良い、とも言えるのだ。
Bを買った場合は「4」、ところがAを買った場合は「5」であるからだ。
評価は平均だけでは決められない
つまり、評価は自分と近い観点の人がどう評価しているかが凄く重要なのである。
極端な話、自分と近い観点の人が完璧に特定できてれば、その人の評価だけ見ておけばよい。
なぜなら、自分と観点の違う人の評価は、自分の判断においては結局関係がないからだ。
たとえば、いくらその本の平均スコアが高くとも「その評価を入れているのは小学生だけ」と言われたら、購入を躊躇するのではないだろうか。
信頼できる人の評価が一番
だからこそ、書籍は信頼できる人に紹介してもらうのが一番良い。あるテーマの書籍を購入する場合、そのテーマの専門の人に推薦してもらうのがBestだ。
かくいう私も、思考領域の専門家として「思考」関連の書籍は「その人の今の状態」に合わせてBestなものを紹介できる自信がある。
私が「良い本だな」と思っていて平均評価が低いものもあれば、その逆もあるのが実態だ。
思考に関して自分が今何を読めば良いか分からないという人で、私に観点の近さを感じている人がいらっしゃれば、いつでも連絡をしてきてほしい。
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