人とコミュニケーションをする際に、
自分の考え(=仮説)を入れるか入れないか、
これはなかなか悩ましい判断である事も多い。
コーヒーショップにて
たとえば、寒さ真っ只中の12月頃だとして、
スタバでこの様に注文をしたとしよう。
「コーヒー1つ。ショートサイズで」
それに対する店員の返し、
どちらの方が自然だろうか?
「アイスにしますか?ホットにしますか?」
「ホットでよろしいですか?」
寒さを考えると、2番目の方が自然と感じる方も多いだろう。
(店内が暑すぎる、といった状況では1番目もありうるが)
質問をする際に、ある程度自分の考え(=仮説)を入れようとする姿勢は重要だ。
ただ、いつでもそれで良いかというと、そうでもない。
仮説が的外れになる場合はかえって相手の不信につながる事もある
カレー屋にて
たとえば、初めて入ったカレー屋で、
カレーを注文した時。
辛さ3でよろしかったでしょうか?
と仮説をぶつけられたら。
「いやいや、なんでお前が決めてるねん」
となるはずだ(常連で知り尽くしている場合などを除く)
この辺りが、実はコミュニケーションにおける
「仮説を入れるか入れないか問題」の難しさなのである。
結局、仮説は入れるのかどうか
ある程度自分も相手も「そうだろう」と思えるのなら、
仮説を入れてコミュニケーションを取ろう。
そうすると相手からは、「よく考えてくれてるな」
という好感に繋がるだろう。
ex)「いつもの焼魚定食でよろしいですか?」
一方、「どちらか分からない」状況なら、
仮説は入れずにフラットにコミュニケーションを取ろう。
仮説を間違えて相手から不信を抱く事を回避できる。
ex)「はじめまして。何とお呼びすればよろしいでしょうか?」
さあ、次のコミュニケーションから
仮説を入れるか入れないか、意識してみて欲しい