独立のご報告(181225)

何名かの方にはご報告しておりましたが、
2018年12月末をもって、約8年間働いたグロービスを退職する事にしました。

思い返せば、2011年3月11日に前職であるDeNAを退職し、色々とバタバタした中でグロービスに入社したのが同4月のことでした。入社当時はまだ26歳で、ゴツゴツとんがっていて(今もですけどw)、社内の多くの方にご迷惑をおかけし、お世話になりました。

私がグロービスの「社員」だという認識が無い方もおられると思うので、ざっと在籍期間を振り返りたいと思います。

グロービスでの8年間

グロービスに転職した際には、エージェントの方とたくさん話をして、改めて自己分析も徹底的にやり直して、「これぞきっと天職」と思える「教育業」に飛び込む事ができました。

入社後3年間は、MBAを学びながらグロービスのサービスを色んな企業の人事の皆さまに企画・提案する仕事をしていました。無事学位取得後には、自分にとっては忘れる事のできないほど貴重だった講師トレーニングを経て、約4年前に講師としての活動をスタートします。当時は最年少の講師でしたが、7歳の頃から教え続けている自分にとっては待ちに待った久しぶりの登壇、語弊を恐れず言えば、本当に「楽しい」時間でした。

講師として登壇する前は今もですが、とてもワクワクする気持ちと、とても怖い・ドキドキする気持ちが同居しています。皆さんの笑顔や「分かった」という顔、一方で「分からない」「おかしいぞ」という顔、それを事前に幾通りも想像して、うまく眠れない事もよくありました。

こうした私の「教える」ことへの強い想いをそのままに突っ走り、「教える」経験とスキルをありえないくらいに高められた8年間でした。(※私の教えることへの想いはこちらもご参照ください)

なぜ退職するのか

そんな中、今回なぜ退職という道を選択したか、について述べていきます。

人間はわがままに出来ているもので、当初の希望や欲望が満たされると、更に次なるものを求める様になるものです。段々と講師経験が重なっていく中で次なる「欲」として出てきたのが、「あーもっとこんな内容も教えたいな」、「あーもっとこの人に長く教えたいな」、「あーもっとこんな人にもアプローチしたいな」、「あーもっとこんな方法で教えてみたいな」といった、より枠に収まらず、より自由で、より自分流の教育をしたい、という欲です。

例えばそれは、
・論理思考を活かした文章作成術、なんかも教えてみたい
・自分がキャリアの中で編み出した、目標設定と実行についてのノウハウを教えたい
・中高生に数学をもう1回教えてみたい
・学生の頃の勉強と仕事はどう繋がってるか伝えたい
などなど、イメージ持ちやすい例え方をすればそんな感じです。

※この様に書くと、「グロービスは新たなチャレンジできないんですね」といった誤解が生まれそうなので補足しますが、グロービスはかなり自由度高くチャレンジが出来ますし、社内の講師陣から得られる知見は凄まじいものがあります。ただ、さすがに数学は教えないし、ライティングも教えないよね、といったそのレベルで自分が羽ばたきたかっただけの話です(笑)

なので、退職する時に「これから何するの?」って多くの人に聞かれましたが、「分かりません」というのが答えです。自分自身、1年後誰に何を教えているのか、楽しみでなりません

今後の活動

これからは独立をして、他の誰でもなく私が「良い」と想う教育を全うしていきたいと思っています。
それを実現するため、これまでたくさんの方のお力をお借りして
・ブログという思考の整理場所
・SNSという発信場所・仲間集めの場所
・会社という信頼の貯め場所
を立ち上げ、今後に向けた構想を練っています。
今お伝えできる事としては、自分の天命と思っている「思考力教育」、より具体的には「論理思考、問題解決、プレゼン、ファシリ、ライティング、話し方」などをテーマに、
・講演、セミナー
・研修、ワークショップ
・個別指導ゼミ
・オンラインサロン
などを行っていく予定です。

「教え手」としての私にフィット感を持って頂いている方は、コメントで「関心あるよ」ってだけでも入れてもらえればエネルギーになります^^ 一緒に構想練りましょう!(笑)

さいごに

私をここまで成長させてくれたのは、他ならぬこれまで27年間に渡って私の教える行為を受けてもらった皆さんです。こうして自分のやりたい事を見つけ、これからまい進していけるという状況を築いて頂き、感謝しかありません。

そしてもう1つ。独立の件を個別にご報告していると、多くの方から「奥さんは反対しなかったの?」と聞かれます。
〇〇
妻はこの話をしたとき、「いいね!やりたいことやりなよ」とだけ言い残して寝室に向かいました(カッコ良すぎなのか、いつも通り眠かったのかどっちなのかいまだにわかりませんw)。未知なる自分の挑戦を応援してくれる家族にも感謝しかありません。
今回は私事でここまで長文をお読み頂きありがとうございます。何か共感できる部分があった方は、徹底的にサポートを検討しますので、FaceBookでコメント入れてください。
これからの人生も、頑張っていきたいと思いますので、応援いただけると嬉しいです^^
(2018年12月 井尻)

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